パート2は、詰将棋動画・実戦詰将棋や、
JAVA・FLASH・詰将棋ソフトについての紹介です。
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実戦詰将棋は、将棋盤全部を使います。詰将棋と若干ルールが異なります。問題は原則、実際の対局の終盤が元になります。対局と同じ感覚なので、将棋の上達に有効です。
実戦詰将棋のルール
詰将棋は持ち駒が余ってはいけませんが、実戦詰将棋は持ち駒が余っても構いません。実戦詰将棋では、攻め方・玉方ともに使える駒は指し将棋のルールと同じです。手数の表示のないものは、最短手数にこだわる必要はありません。解答は一つとは限らず、連続王手で詰ませられれば全て正解です。
※「実戦型詰将棋」とは違います。実戦型は、詰将棋のうち、よく対局に現れそうな問題のことです(とはいえ、実戦詰将棋というタイトルの実戦型詰将棋の本もあるので、はっきりとした違いは確立していないようです)
今日の「実戦の詰み」|将棋タウン
現在の将棋タウンでは、難易度に合わせた2種類の実戦詰将棋を毎週1回更新している。手数は、やさしいものは5手から9手、難しいものは9手から19手まで。古い過去問も合わせると、問題数は膨大にある。
将棋センター内の対局を元に作られた古い過去問もあり。
3手詰め1万本ノック – 実戦詰め将棋(IE終了のため不可、下記ツイッターのみ可)
コンピューター同士の対戦から生じた、実戦詰将棋の3手詰めが1万題もあるサイト。画面で操作し、解答を確認するときは、「次」をクリックすれば、次の手が表示される。詳しい解説はない。問題を見るに当たって、使えるブラウザが限られ(IE以外は×)、Javaの設定も必要。導入については、サイト説明に記載されている。ツイッターでも、問題が毎日ランダムにツイートされている。
将棋ゲーム 将皇(WebGL版)
終盤を鍛えられる様々な問題が解けるブラウザゲームサイト。詰将棋は実戦形式で、入門から上級までのレベルが選べる。問題は毎日更新されている。手数を考える必要はなく、とにかく詰ませればよい。FLASHの終了に伴い、WebGL版に移行されている。FLASH版にあったレーティングやランキング機能は、現時点では存在しない。
将棋 実戦詰将棋レーティングモード|将棋ソフト将皇(閉鎖)
上記将皇サイトと運営元は同じだが、こちらは実戦詰将棋のみに特化している。待ったありのレベルがあったり、初手以外は短い秒読みになるなど、ゲーム的要素が強い。問題はランダムに出題され、選ぶことはできない。問題数は不明。レーティング・ランキングシステムもあるので、上位を目指すのも楽しい。
実戦よくある形の詰将棋 きのあ将棋 | QinoaSyougi
将棋のフリーソフト「きのあ将棋」の公式サイト。全部の駒は使っていないが、実戦詰将棋に近い駒余りありも含む問題を掲載。問題は280題。
ページを開いただけでは、将棋画面を見られないサイトが多く存在します。そんな時は、JAVAを導入すると見られることがあります。JAVAはこちらからダウンロードしてください。詰将棋だけでなく、JAVA式将棋画面がある将棋サイトも見られるようになります。
JAVAの設定
JAVAをダウンロードしたら、スタート画面のアプリにフォルダが追加されているので、JAVAの構成を開きます。セキュリティタブから、サイト・リストの編集をクリック。左図のような画面が開くので、見たいサイトのアドレスをコピーし、追加を押し空欄をクリックして、Ctrl+Vで貼り付けます。
アドレスはサイトのトップページにし、index.htmlがあれば省きます。新しいサイトを追加するときは、同じように追加で貼り付けていってください。その後、OK→続行と押して、最後にOKでJAVAを閉じて完了です。ブラウザを開いた状態で設定したときは、一旦ブラウザを閉じて、開き直してから各サイトを閲覧してください。
Adobe Flash Playerをインストールしたのに、Flash対応の画面が表示されない(ブロックされる)場合は、次の方法をお試しください。ブラウザはグーグルクローム、OSはWindows10での方法となります。インストールがまだの方は、公式サイトからダウンロードしてください。提供オプションは、不要な場合はチェックを外してください。
左図、アドレスバーの赤丸の部分をクリックします。プルダウンメニューが図のように出ますので、赤四角の部分をクリックします。下図へ続きます。
左図のような設定画面が出ます。Flashの設定が、初期では「ブロック(デフォルト)」となっていますので、プルダウンメニューから「許可」を選びます。これで完了です。表示が変わらない場合は、一旦ブラウザを更新してみてください。
※この方法は、該当サイトのみ有効です。他のサイトにも反映したい場合は、そのサイトで同様に設定してください。
※全サイトを一括で許可する方法もありますが(クロームの設定から可能)、安全のため非推奨です。
詰将棋「よかとき」
ブラウザ上で手軽に解けます。上から問題作成を選んで問題を作り、自動解答させるだけです。駒はクリックで自由に盤上や駒台に置けます。攻め方と玉方で、駒を分けてあります。25手詰まで対応しています。
JAVA版が一番高性能ですが、IEのみ対応で、JAVAの設定も必要になります(IEは終了しています)。双玉詰将棋はこちらからできます。(閉鎖)
将棋所
ダウンロード・解凍して将棋所を開きます。対局メニューからエンジン管理を選び「Lesserkai」を追加しておきます。次に、メニューの局面編集から「局面編集開始」を選び、もう一度局面編集から「詰将棋初期局面」を選んで問題を作ります。
駒はクリックで自由に盤上や駒台に置けます。また、右クリックで向きを変えたり裏返したりできます。問題が完成したら、対局メニューから詰将棋解答を選び「設定して開始」すると問題を解いてくれます。下の「詰」ボタンでもOKです。
将棋所で使える追加エンジン「脊尾詰」
史上最長手数1525手詰めの「ミクロコスモス」も解ける詰将棋専用の高性能エンジン。詰将棋専用ですので、対局は出来ません。「よかとき」や「将棋所」のみでは、やや正確性に欠けるので、「脊尾詰」の導入がお勧めです。
ミクロコスモスお試し用の問題図ファイル。ファイルメニューから棋譜を開くと簡単に再現できます。環境次第ですが、解けるのに数分かかります。
使い方
「SeoTsume-1.2」をダウンロードします。解凍後、中の「SeoTsume」ファイルを、将棋所の「Engine」ファイルに入れます。将棋所を起動させ、対局メニューのエンジン管理から追加を選択し、「SeoTsume」ファイルを開きます。これで「SeoTsume 1.2」が登録されます。詰将棋解答の時に、エンジンで「SeoTsume 1.2」を設定します。「Do_YoTsume_Search」と「YoTsume_Second」は余詰めを探す機能ですが、既存の問題を解かせるだけなら、チェックは入れないほうが軽いでしょう。これで、以後はSeoTsumeが解答してくれます。
変化を調べるときは、局面編集で駒を動かしてから解かせます。この時、後手番になっているときは、局面編集の手番変更で先手番にしてから解かせてください。
将棋所で使える追加エンジン2「技巧2」
2016年世界コンピューター選手権で準優勝、2017年も3位という高性能エンジン。指し将棋用のエンジンなので、通常の詰将棋には使えませんが、実戦詰将棋か双玉詰将棋なら検討モードを使えば、読み筋がそのまま解答となります(玉が一枚だとエラーになります)。
使い方
Downloadsの「gikou2_win.zip」をダウンロードします。解凍後、ファイルは複数あるので、フォルダを作ってそのまますべて入れます。そのフォルダを「Engine」ファイルに入れます。あとは将棋所を起動して、脊尾詰と同じように設定するだけです。エンジンの細かい設定については公式サイトを参照してください。
将棋所で使える追加エンジン3「やねうら王」(V5.00)
2019年世界コンピューター選手権で優勝した、現時点で最強といえるフリーの高性能エンジン。導入が結構難しいので、readmeや公式サイトを参照してください(elmoがわかりやすそうです)。2020年12月25日、やねうら王同士の実戦から作られた、詰将棋500万題ファイルが、著作権フリーで公開されました。期間限定です。
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